私の教室では 小学1~2年生のお子さんが文字の形を学ぶとき最初は筆記具は使いません。 手のひらを使って空間にえがく「そらがき(空書き)」から 始めます。
お習字教室などでもいきなり筆をもたせず、腕をつかって大きい動きを練習したりすると思います。あれと同じ考えです。
人差し指をつかって空間にえがく方法もありますが、前回2年生のおこさんにチャレンジしてみたところ、一つ難点がありました。
人差し指で空書きする方法では、おこさんによっては腕をうごかさずに手首だけをプラプラに動かしてしまい、文字の軌跡を意識できない=コントロールできない ということがわかったのです。
本人は指をつかって「お空に書けた!」つもりになっていますが、実際にマーカーなどをもたせて書いてもらうと 文字の形になりません。
まずは 手のひらをペン先にみたてて、腕を大きく動かして「文字の形」をコントロールする練習からはじめましょう。
たとえば
小文字のaでは「大きいおなかから 赤ちゃんが あ!」 などと 形のヒント(文字かき歌)と音を言いながら空中に書いていきます。そのとき「最後の棒はまっすぐおろしてね」と形を整えやすいポイントも一緒に伝えます。
「うまくできた? 今度は 音を言いながら 3回書いてみよう」
こんな具合です。
そうそう! ウエットテイシュや消毒用のアルコールテイシュを手のひらで持ち、窓ガラスに文字を書いてみるのもたのしいですよ!ガラス掃除もできて一石二鳥~!!!
すりガラスにこの方法で書くと はっきり文字が見える気がしますが、どうでしょうか。
お家でも気軽に復習してもらえそうですよね!!
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