単語の語尾の k ck の使い分けは どうやれば子供たちに印象的に覚えてもらえるでしょう?? ディクテーションをしているとよく「k?ck?どっちを使うの?」と質問されます。確かにどちらかを判断する方法を身に着けたら とっても楽ですよね。
そこで、この前レッスンで行ったレッスンをご紹介します。
絵カードと文字の書かれたカードを 次の2グループ用意します。見せて読んでもらいます。
① kで終わる単語の絵カード(cook wink dark fork walk)
② ckで終わる単語の絵カード(deck sack rock kick luck)
子どもたちがよく知っている、習ったことのある単語のほうが 音にしやすいのでやさしい単語を選びました。
順番に読んでもらい、①の終わりの音は「k」②の終わりの音は「ck」であることを指で示して気づかせます。
Why do ① these words end with K? (なぜこれらの言葉はkで終わるの?)
Why do ②those words end with ck? (なぜこれらの言葉はckで終わるの?)
このように子供たちに問いかけて 何か法則はないかな??と 考えてもらいます!
真剣にじっと文字を見つめるお子さんたち。文字の形に注目する・文字数に注目する、などいろんな視点で分析を始めます。こちらも( ゚Д゚)びっくり!するような 新しい視点ですよね。とても楽しいです。
では 声にだして読んでみようか!と全員で唱えて①と②を声に出してみました。
「????」
でもまだ ぼんやりしたままです。
次は 「私の読む音を良~く聞いてね!」と言い 少々大げさに母音を強調して読みます。
すると 一人のお子さんが手を挙げて「はい! わかった! ②の単語は ”はじけるような音” だった。はじける音の時に ck を書くんじゃないかな?」
おお~! はじけるような音! なんという新鮮な分析なのでしょう。
確かに!声に出して読んでみると、そんな感じがしませんか?
実は、単語の最後がckで終わるのは、直前に「短母音」 a e i o u が来るとき というルールがあります。
deck sack rock kick luck
確かにそうですね。
でも、それをただ解説して「直前に「短母音」a e i o u が来ると次の/k/の音はckです」と教えても全然つまらない。
それよりもお子さん自信に考えてもらった「はじける音のときは 次がck」の方が 断然楽しく記憶に残ります。
お子さんの持つ、自分で分析する力を信じて 法則をみつけるレッスンをしてみてください。とても楽しく学ぶことができ記憶にも残りやすいです。
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