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執筆者の写真hoppeta

母音aとu。正確に言い分けられないとこんな事態に!


英語の短母音aを導入するとき、口の形を絵でかいて



「こういうふうに口をあけながら発音すると うまくいくことが多いよ」と指導しています。

習いたての時は口を鏡で映しながら確認して、ゆっくり進みます。


短母音uを導入するときは、こんな口の形。



単音で正確に口の形をつくって、音をおぼえることがまず第一!


その後、単語のなかでaやuの発音を正確に発音する段階でも

aとuの音の使い分けを何回も確認し、発話してみます。


そもそも初めてアルファベット文字を習う小学3年生で

(日本語)

a = あ

u = う

として日本語のローマ字表記を先に覚えてしまっているお子さんにとっては、

つぎのように英語の「音=おん」を覚えなおすことはとても高い壁になります。



(英語)

a = よこに大きく口をあける「ア」

  =「え」の口で「あ」をいう「ア」

 = 赤ちゃんの泣き声のような「ア」

私はいつも、字に”落書き”をして「赤ちゃんの泣き声」と印象付けて覚えやすくします。


u = びっくりしたときの、「あ!」

これはUFOを見たときに驚いて出すような声、鋭い「あ!」

しかも空を飛ぶUFOを見るから 口が上を向いて開いてる形のu。

こういうお話を作って ”落書き”をして覚えます(^▽^)/

このように同じアルファベット文字を使っていても、

英語は英語の音として覚えなおす必要があります。(*これが非常に大きい障壁なんです!)


さらに単語の中の母音(3文字単語)を読む時のむずかしさとしては


◎字と字の間に母音字a/u がはさまれて、うもれてしまい、母音字を認識しにくい 


◎前後の子音に母音a/u をつなげて読むため、口がとても忙しい


◎子音の口の形に集中すると母音a/uの口の形を思い出すのに時間がかかる


という点がありますね💦


しかし、それでも、「3文字単語を読む」という大きな壁を時間をかけてもくりかえし、楽しく練習して正確にa とuを使い分けることが、非常に大切です。


その理由は。。。。

もしも 単語の中のaとuの母音を区別できないままでいると、どんなことがおきるか?

を考えてみるとよくわかります。


例)bus ⇒ ×「ブス」??? (uを「う」と呼んだため起きてしまった間違い)

例)cup ⇒ ×「クプ」?? (同上)

例)cap ⇒ ×「カップ」飲み物を飲む器??(aを「あ」と呼んだために起きた間違い)

例)cat ⇒ ×「カット」切る?? (同上)


このまま間違ったイメージで読み進めてしまうと、書いてある文の内容がめちゃめちゃになって読解につながりません( ;∀;)


さらに、中学2年生になり、動詞の活用(現在形→過去形→過去分詞形)をおぼえるとき、


例)①drink→②drank→③drunk

au 双方ともに「あ」となり、②過去形と③過去分詞形の音の区別全くつかないことになります。

音読する時は「音が同じ」と覚えてしまっているので、読みながら意味の区別を理解することが難しくなります。つまり読解力にも影響が出てしまいます。


音をもとにスペルする(書く)ときも a とuの音を聞き分けられなかったらどうなる?

文字を書こうとするとき、

drankも「ドランク」 ③drunkも「ドランク」。

a ③u 双方ともに日本語の「あ」に寄せて耳が認識してしまうので 書き分けることが難しくなります。

いつも「aだっけ?uだっけ?」と迷いつづけ、書いては消し、また書いては迷う、、、という、森の中で迷い続けることになります。


aとuの音の区別は難しけれど放っておいてはいけないのです。

今後、英語を読むときにも意味がわからなくなる可能性もあるし、英語を書くときにも正確なスペルをかくことが難しくなる可能性があるのです。


というわけで、今日のブログのまとめ!


改めて、難しいとされる英語の母音aとuの区別について。

1 aとu音の区別は まず1音ずつ正確に習得すべし!!!

  

文字の形から音を連想できるように上の図のような”落書き”をして思い出そう


2 aとu音がふくまれる単語(3文字の単語)の読みと書きを

時間をかけてじっくり攻略すべし!!

子音の直後にaやuをつなげて読む時に、どんな口の開け方をするのか、体で覚えるまで

口が慣れるまで、やってみるべし。

1分間に何単語を読むことができたかを記録して、自分との競争をしてもいい。

全部の単語を読む時間を毎回測って 徐々に早くなるよう頑張ってみるのもいい。

 

英語の勉強をする前には必ず 毎回、かならず下記のような

aを使った単語を読み練習し、単語内でどんな音を出せばaになるのかを確認しよう。



さらにuを使った単語でも読み練習をして、単語内でuがどんな音だったかを

自分の口と耳とで毎回確認しよう。


このようにして、基本のa uの音を「口と耳と目から」練習してから

「今日のレッスン」など予定している新たな単語を学び、新たな英文表現を理解しよう


みんな、がんばろう!!

新しい言葉をおぼえるということは ”へんてこ”な音も口から出せるようになること!

”へんてこ”な音だからこそ、新しい言葉を学ぶ面白さもあるし、その音が出せるようになった時の喜びがあるんだよ!


応援しています!!









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