ワーキングメモリの働きは 新しい情報(例えば 新しい単語)の特徴をあれこれとらえて一時的に覚えておくだけではありません。例えば 新しい英単語にであったとき「あれ?どこかで聞いたような気がする 。。。」ということはよくありますよね。どこだっけ? どんな意味をもっていたっけ?と必死で思い出そうとしますね。
このとき、過去の記憶(長期記憶)と いま作業台にのっている新しい単語の間で 情報がいったりきたり大忙し。この「情報照会をする働き」が ワーキングメモリの重要な働きだそうです。
長期記憶の引き出しを開けてとりだしたりて 学習に必要なときにすぐに照会作業ができること。
思い出すのはもう20年以上も前のこと。勤務先にはボランティアの大学生がたくさんいて、毎週のように子供の学びを支える活動をしていました。
ある週末、自宅近所のスーパーで買い物をしていると よく知っているお顔に会いました。「あ!絶対知っている人だ。つい最近もあったばかり。でも、どこの知り合いだったっけ???どうしてもでてこない! 」
頭の中でぐるぐるどんなに検索しても 思い出せず気持ちはあせるばかり。ついに相手からさわやかな挨拶をされて、「こんにちは。。。えーっと、ごめんなさい、どちらさまでしたっけ??」 「昨日○○で一緒だった□□です。」「あー!そうそう!(苦笑)」
丁寧な言葉遣いにしたのがかえって恥ずかしかったー。
このとき私のワーキングメモリーは うまく機能していなかったというわけ。
だれでも思い当たるふしがある、この「記憶との照会」がワーキングメモリーの機能のひとつなのです。
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