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執筆者の写真hoppeta

中1の教科書で綴りの順番を調べてみた

更新日:2020年4月5日


じつは、いま採用されているある中1テキストの単語をすべてL1から順番に書き出し、綴りのタイプ別に表を作ってみたことがあります。新しい検定教科書が採用されれば また調べなおししなければなりませんが、興味深い傾向がみえてきます。


くわしい調べ方は また別の機会にお見せするとして、現在つかわれているある教科書について試しに表を作ってみると、あらためて、読みの規則から考えると非常に難しい難単語も ごく初期のレッスンから出てくることがわかりました。


L1(一番最初のレッスン)で出てきた単語をざっとご紹介します。

これはL1の初期のページの単語を表にしたものの一部です。




子音

h c m p t g n y という順に出てきて、次にr l d b f t v x 。2重子音は ng  ch  th (有声、無声とも)


母音

a e i e o の順に出てきて、全く同時に meet green teen  please  me to hi のような長母音読みの単語も あちこちに散出しています。

不規則な綴りの you  are  the  really  one   eight  welcomeなどもさりげなく出てきます。

習得のむずかしい マジックe(最後のeは発音せず、中の母音は長母音読みになる単語) fine time more Dave も 特に発音や読み方の注意喚起をすることもなく、会話に使われています。「新しく覚えよう」というコーナーでは暗記すべき単語として 1~10の数字が載っていて、その中に five nine が入っています。不規則な two four もあります。(ちなみに、数字の発音のヒントは ほとんど載っていません。「CDを聞いて英語らしく読もう」という指示がついています)


教科書のはじめにこれだけ複雑なルールの読みをする単語が たくさん出てきていることを目の当たりにすると、「一つ一つの文字の持つ音」を覚えるのも苦労しているお子にとって、いかに大変なことかが、わかる気がします。


”読めない単語”がたくさんでてきてしまう、最初のレッスン。

この最初のレッスンページを開く前に 丁寧にじっくりと「読みと綴りの規則」を明示的に学べるといいですね。ここの部分をすっ飛ばしてしまうと、何年たっても「読めないまま」の状態が続くことになり、英語に対する興味も 授業をきくモチベーションもなくなる危険もあるので、ほんとうに注意が必要です!



 





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