a e i o u の母音には 短母音のほかに、もう一つ音があることを きちんと明示的に教えることは とても重要です。
「長母音はABCの歌でうたっているから、説明しなくても できるだろう」と思い込みがちですが、思っているよりずっと難しい、ってご存知ですか?
「あれ、違う音で発音している!」と指導者があとで慌てることがとてもおおいです。
間違って覚えた音は なかなか消すことができませんので、初めから、正確に!です。
ABCの歌は誰でも歌えるんだから カンタンじゃん!って思いますよね?
ところが、実際歌っているとき お子さんたちは
「エー、ビー、シー、ディー、、、、、オー、ピー、キュー、、、」と発音していることがほとんどです。どこが問題??? 母音の「エー」「オー」この2つが特に問題です。
日本語話者にとって、 e の短母音「エ」をただ長く伸ばしただけの「エー」に聞こえがちですが、実は a は全く違う音で、(そもそもカタカナでは書けないのですが、あえて書くと)「エイ」に近い音です。
これを聞き分けるのがとっても難しい。「エ」じゃなくて「エイ」を聞き取る。これができないと 耳で聞いた音を文字へ正確にスペルアウトすることができないのです。中学生になって単語が書けない原因の一つになる可能性があるのです。
聞き取るには、自分の口から正確な音を出すことができることがとても重要。
そこで、日本語話者にも簡単に覚えられる「ヒント」を一生懸命かんがえました!
”a” 「エイ、エイ、オー!」の掛け声から「オー!」を取ったおと!
(...かけ声を 「えー、えー、オー!」とは決して言いませんからね💛)
もちろん”こぶし”を体に引き寄せるジェスチャーもつけて何度も練習しましょう。。
せーの、 「エイ、エイ、(オーは言わない)!」
もいっちょ「エイ、エイ、(オーは言わない)!」
ね、こうすれば 忘れられない音になっているはずです。
・おまけ・
このヒントを友人のY先生に話したら、「私も そのヒントでおしえている!」と偶然に同じ方法でお子さんを指導していることがわかって、とても嬉しかったです。
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