be動詞を使った文を紹介していた時のこと。
(意味は 「○○は お腹がすいています」という文を使って紹介していました)
基本の文と、省略形を用いた文 両方をよく使いますね。
1位(1人称)
① I am hungry. (単数)→I 'm ⇒aを省略
② We are hungry.(複数)→We're ⇒aを省略
2位(2人称)
③You are hungry.(単数)→You're ⇒aを省略
④You are hungry.(複数)→You're ⇒aを省略
3位(3人称)
⑤ He is hungry.(単数) →He's ⇒iを省略
⑥ She is hungry.(単数)→She's ⇒iを省略
⑦ It is hungry.(単数) →It's ⇒iを省略
⑧ They are hungry.(複数)→They're ⇒aを省略
→の後の表現は、2つの単語を1個にぎゅぎゅっと ちっちゃくまとめるために
’(アポストロフィ)という記号を使って省略形にしたものです。
⇒の後のアルファベット文字は ’(アポストロフィ)という ちいさい記号があらわしているもともとの文字です。 このちっちゃな’が表している文字は 同じではないんです!
①②③④⑧では a
⑤⑥⑦では i
と 別の文字を表しています。
さて、ここからが重要です。
ここに紹介した①~⑧までの文を疑問文にするには、どうすればいいか覚えていますか?
赤いbe動詞と 主語の順番を入れ替えればいいのですよね。
①Am I hungry?~⑧Are they hungry?
まで、自分で入れ替えられましたか?
ここまできたら、
「疑問文でも、省略形を使ってもいいのかな?」という疑問が湧いてきませんか?
① ’m I hungry?
② ’re we hungry?
③ ’re you hungry?...とこんな風に。
残念ながら、疑問文では省略したbe動詞を使うことはできないのです。
アポストロフィ’というのは、まるでサンドイッチの食パンの間に挟まっているハムみたいなもの。
両方のパンの間にはさまっているときに、ぎゅぎゅっと押し付けたら、あまりにも強く押しすぎて ぴゅっと パンとパンの間からハムが飛び出してしまったのです。
英語の’もこれと同じ。前のパン(I)と後ろのパン(m)の間に ハム(a)
を挟んであるから、ぎゅぎゅっと押し付けて一つにしようとしたら、ぴゅっと aが飛び出してしまった!この飛び出てしまったaを'という記号で表しているのです。
(I'm)
ということは、’の記号の前には、パン(文字)が必ず必要というわけです
疑問文をつくるには、be動詞を最初に持ってくる必要があるため、パンの役割をする代名詞の文字が存在しないのです。
。。。というわけで、アポストロフィ’で省略したまま 疑問文を書き始めることはできないのです。
① ’m I hungry?...×
② ’re we hungry?...×
③ ’re you hungry?...×
この質問をされたとき、私は本当に目からウロコが落ちる思いでした。
こういうポイントで英語のつまづきが起こる可能性がある!
そのことを学ばせてもらった 大切な質問でした。
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