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執筆者の写真hoppeta

uの音を思い出す方法


教室では このように絵(ヒント)を描き加えて 音をイメージしやすくする工夫をしています。


 

口をあけ、そらをみあげ「あ!UFOだ!」というときの「あ!」という音です。


ローマ字から先に覚えたお子さんはよく「ウ」の音に似たぼんやりした音を出すことが多いので、英語のuは違う音だよ!という印象をもってもらうために 絵を使っています。



この絵を見せると 確実に 英語のuの音を口から出してくれますよ!


さて、これで読めるようになるか、というと、そう単純ではないようです。


次の段階は ー字だけをみて音を思い出せるかーへスムーズにいかれるかですよね。


まずは、文字だけをみせて、口頭で「UFOをみたときに上をむいてびっくりするときの声だね」とすべての情報をヒントを口で言ってあげると、ぼんやり思い出せることがあります。


つぎは、「文字をよく見てみよう。上にむいて口が開いている形だから、、、、」と途中まで言葉でヒントを出してあげて 残りの音は自分で思い出せるように余白を残してあげるのもよい方法。


さらに、口頭でのヒントを全く出さない方法もあります。 お子さんの手元に白紙を用意してもらい、まず文字を書き、そこに 「どんな落書きがしてあったっけ?思い出せるかな?」と自分で「絵」を思い出す時間を取ってあげましょう。(絵から音を思い出す)

時間はかかりますが、じぶんで思い出した!という経験が お子さんの自信になるので静かに待ってあげましょう。


もちろん、口頭でヒントを出すときや絵を描き加える時間をとるばあいにも 思い出せるフック(鍵=きっかけ)になるもの(例えば ジェスチャー・歌・エピソード)を小出しに 指導者がさりげなくやって見せてください。


他にも、よく知っている単語の絵カード(例 bus) を見せ、自分で発音した音をもとに、uの音を特定する方法もあります。

「いま、bus って発音できたね。 今の言葉はこういう字を書くんだよ。(busの文字をみせる)」「uの文字が真ん中に入ってるね。 uの音ってなんだろう?」と誘導して正解に導きます。


単独で(u) という文字を見て すぐに正しい音が口で作れるようになるまで、なんども何度もこのように復習しましょう!

落書き絵を見ながら復習、文字の形に腕を動かしながら復習、歌って復習、ジェスチャーで復習、、、そしてここでご紹介したように「文字だけを見せて」思い出しフックを刺激しながら復習です。


あるLD学会の講座で講師の先生は、文字の読み書きの定着には週に一度の練習では足りないことが多いとおっしゃっていました。お家でご家族も一緒に毎日復習してみてください。

読む、書くに苦手を感じているお子さんには、間違っても、ただ何度も何度も同じ文字を書かせるようなドリル方式はしないでくださいね! 筆記具は必要ないので、ここに紹介した方法で復習を楽しんでください。



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