中学にはいると 英語を日本語に訳す課題にぶち当たります。
お子さんが「この英文の意味をわかっているかどうか」を確かめる てっとりばやい手段なのでしょう。
しかし!!!
「みんな」というコトバには注意してくださいね~!
代名詞We They Youを理解することは 英語の文を自由に作ったり 意味を正確にとらえたりするため、キホンの「キ」ですよね。けれど、、、
指導者:まず、I って何を表すの? 子:「私」のこと。
じゃ、We って何をさすの? 「みんな」のことかな。
え?「みんな」って誰をさすの? え?そういえば だれ?
ここで 改めてTheyが何をさすか、をたずねても面白いですよ。
指導者:They って「話し手でもなく、相手の人でもない たくさんの人たちのことなんだけど、日本語ではなんていう?」
するとやっぱりお子さんは「みんな」と答えます。
く~!!!「みんな」っていったい、誰よ?
子供たちは Weも 複数の Youも Theyも 「みんな」で済ませてしまうのです。
じつは日本語の「みんな」は WeもTheyもYouも表せてしまう便利なコトバ。
だけど 守備範囲が広すぎて、ほんとうに罪なヤツ。。( ;∀;)
日本語で 「みんな」をどんな風に使っているか考えてみました。
「(ここにいる)みなさんは」=複数のYou
「(ご近所の)みなさんは」=They
「(この部活に入っている)みんなは」=We
こんなふうに、肝心の具体的な説明( )の部分をはっきりと言わずに
日本語では「みんな」だけが残っている、わけです。
だから、もし、中学生のお子さんが「みんなが、、、」と訳していたら
もとの英文の YouやWeやThey が、具体的に何をさしているのかを
かならず聞いてあげましょう。
全然違うことを思い浮かべて「みんな」って言っていることがあるのですよ~!
私が指導する時は、こんな風にします。
ちょっと不自然な言い方にはなるけど、、、と前置きしておいて、
「私を含むたくさんの人たち=私たち」をWe であらわす
「あなたを含むたくさんの人たち=あなたたち」をYou であらわす
「ココにはいない たくさんの人たち=彼ら」をThey であらわす
だから、英語を訳すときは「みんな」は使わないこと!!!
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