英語は「左から」順番に文字を読み書きする言語です!
え?? 当たり前じゃん!
そうですよね、英語が得意な方、とくに英語の先生として活躍されている方には当たり前のことかもしれませんね。
でも、「左側から右へ書くんだよ」「左側から順番に音に変えて読んでいくんだよ」と説明しないと お子さんは気づかないことがあるかもしれないのです。
日本語は 上から下へ文字を書き進める”縦書き”と、左から右へ文字を書き進める”横書き”の通りの書き方が可能です。かつては ”横書き”でも 右から左へ文字を書き進める書き方があったことを考えると、日本語の表記方法は わりと柔軟だったのですね。
日本で生活していて 当たり前のように縦書きと横書き両方を目にしているお子さんたちが、ほかの言語でもタテ書き・ヨコ書きが通用するだろうと考えたとしても不思議ではありません。
特に読み書きに困らないお子さんであっても ワークシートに単語を書き写しているとき、記入欄におさまりきらずタテに文字を並べてしまうことは、わりとよくあります。
「おお~!そうか!英語では決してタテに文字を並べることはないんだよ!」というと
「そうなの!?知らなかった~」という反応が返ってきます。
このことに気づいて以来、私は ワードサーチword searchゲームを取り入れるのをやめました。25マスほどの碁盤目に文字をびっしり並べてあって、特定の単語を探し出す、あのゲーム。
使わないようにしているゲームの例です。word search puzzle (Easter)
単語のいくつかは 上から下へ、 もっと難しいものでは 下から上へ、文字を配置してあります。これを日常的に教室で使っていては、お子さんが「英語には縦書きもあるんだ」と勘違いしかねないと思うのです。 タテ書きがあると思い込んでしまったら、タテに目を動かして音声化することがあってもおかしくないですよね。文字と音の変換を苦手とするお子さんたちをさらに混乱しかねません。
「左側から右へ書く」「左側から順番に音に変えて読む」ことをお子さんには明確に言葉でも説明しておきましょう。
そして、どんなものを読む時にも
「はい、左から順番に読むよ~」と指を添えて左→右へ動かすクセをつけてあげましょう。
英語の絵本を読み聞かせることの多い教室の先生も 自分の指で左→右への動きを示し、お子さんの目線を左→右へ誘導してあげることも 気を付けるポイントの一つですね。
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