このまえ小学生レッスンで 英語のワークを一緒にやってたところ、「英語で書いてある文を読んで、絵と内容があっている分には〇をつけましょう」という設問が出てきました。
ゆっくり確実に音読しながら お子さんはとても注意深く〇をつけました。 4文中〇なのは1つだけ。それ以外の3文は 絵と異なる内容が書いてあったことに気づいたお子さんは×をつけようとして、「おっと!!! ×をつけちゃだめだよね」と気ついて 手を止めました。
私が「違う文には×つけちゃいけないの?」と尋ねたら 「問題には〇をつけましょう、としか書いていないもん。×をつけちゃうと テストでは減点されるよ」という答えでした。
小学生のペーパーテスト(英語科ではない)でも ”問題文に書いてある方法でしか解答してはいけない” ことがこんなに厳密に求められることに、驚いた私です。
解答用紙がコンピューター処理されるから 余計な記号があるとエラーとして読み取られるという システム上の問題なのでしょうか? 中学生以上になって厳密な採点方法に耐えられるように 小学生時代から訓練しておくという目的で 先生が良かれと思って厳しくされているのでしょうか?
個人的には 「英語の文が正しく読めて、絵の内容との差異が理解できている」ことをクリアできれば どんな答え方をしても💮を上げたい!だから 私だったら×をつけていても 「よくわかったね~!」とほめると思います。
テストの第一義的な目的はそこにあって、答え方の技術力の優劣を問うているのではないですよね。どんな科目のテストでも それは同じだと思います。
小中学校のテストの目的は「習った内容に対してどの程度 理解できているか」の習熟度を測るもの。
答え方はばらつきがあっても 理解できていることが判れば いいのではないでしょうか?
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