nとu t とf など、上下さかさまにすると、別の文字になってしまう文字がとても多いのがアルファベットの特徴です。
ほかにも、iとj pとb dとq など、本当にたくさんの「よく似た文字」があります。つくづく、英語の入門者泣かせですよね。。。。
ここまでは 1つづつの文字が 似ている、というお話です。
ここからは「単語」として文字がいくつか並んでいるときも、さらに 上下の混同が起きる、というお話をします。
それはつい最近の小学生レッスンでのこと。
お天気の表現 sunny, cloudy, などを 「絵付き+文字付き」 のカードで練習していました。
おんを聞いて、それに合うカードをカルタでとって、黒板に貼ろう!というゲームの最中です。
cloudy という単語を聞いて、正しいカードをゲットしたお子さんが、おもむろに黒板にカードを貼ったらこのようになっていました。。
hpnop
みなさん、わかりますか?
cloudyという単語を、さかさまに貼り付けてみると、このような文字列のようにみえるのです。
試しにやってみてください。
cとlを合体させ、さかさまに配置すると、p の文字のようにみえませんか? みえますよね?
そのほかのすべての文字 o u d y も、さかさまにすると、それぞれ、o n p h の文字のように見えてしまいます。
そして順番をぎゃくにすれば、 h p n o p つまり hpnop。
このお子さんは、きわめて当然のように、自分にとって、アルファベットの正しくみえる方向で、カードを貼ったのです。このなかで知っている文字は、pnh c.
この4文字を頼りに、正しい方向に並べてみただけです。
私は目からウロコがどっさり!!! 落ちる音を聞きました。
そうか~!
今日の大発見
その①
英語の文字は ひとつづつでも 上下がそっくりなものがある。
2つ以上並んでいても、上下がそっくりに見えてしまうものさえある。
その②
子供は、習った文字だけが頼り。すなおにその文字を探している。
しかし、未習のもじのなかに上下ソックリなものが隠れているばあいは、
さかさまであることに気づかず、ことなる文字として 認識してしまうことがある。
ぎゃ~お!
その③
これからは ますます、お子さんから見た「正しい方向」に上下を配置してカードを置くことを肝に銘じた次第です。
ちなみに、この下の写真の表示は
doHS
NtdO
とお子さんには見えているかもしれない。
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