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執筆者の写真hoppeta

英語教室でハイブリッドレッスンを実施してみた:その2小学生編


今回は小学生クラスへ同じようにトライしてみた、ちょっと苦い手ごたえを書きますね。


中学生のクラスと同じ人数の 小学生の英語クラス(小3~6)でもハイブリッドをやってみました。


もともと6名のクラス編成。8月末の「英語レッスン形式に関する アンケート」の結果の内訳は次のようでした。

1名がon-lineで参加希望

3名が対面で参加希望

1名が欠席(コロナ感染者数が高いため)

1名は 長期欠席(受験をひかえ塾に行くため)

  計6名です。


保護者の方、ご本人のご希望されるレッスンのイメージがこれだけ異なる結果になりました。これはこのクラスだけではなく、すべてのクラスで同様の傾向です。


さて、小学生のクラスでのハイブリッド形式の率直な感想は、、


①45分間 集中力できる環境を保つのが 難しい


②ご家庭で使える端末が足りない


③レッスンの最中にも 操作に関する説明がかなり必要になる

 


と感じました。


①集中力を保つ環境を作るのが難しい


参加している対面の小学生のお子さんは 指導者がPC画面に向かって操作したり語りかけている間 「自分たちは注目されていないのかも」と感じているようでした。

対話やQAを活発にやりとりする英語の教室では 話しかける指導者の目線がPCに向かうと 教室内の集中度合いが急に下がり、おしゃべりが増えるのを感じました。


できることなら、もう一人、指導者のアシスタントのような方が教室にいて、対面のお子さんたちに対応することができれば かなり助かります。


いっぽう on-line参加のお子さんがお家ですわって画面に集中し続けるためにも 特別な準備が必要です。 

「家族全員がいるリビングしか Wi-Fiがつながらない。テレビがついていたり、家族が耳をそばだてていたりして気が散るため on-line参加はお子さんが嫌がる」という方。

別の保護者からは「タブレット端末では 自分で遊びだしてしまうので、レッスンに集中するのはむずかしい」というご意見もありました。


日本のように 家族それぞれに個室がない住宅環境では 気軽に「on-lineで」といっても集中できる環境がないため、参加ができない事情があることを改めて知ることができました。


② 端末が足りない

ご家庭で使う端末は保護者のものというケースがほとんどなので、保護者が在宅している時間でないとon-line参加が可能という厳しい現実があります。

つまり、今はコロナで在宅勤務が増えているとはいえ、英語教室を実施することがおおい夕方の時間に 保護者のかたがお仕事で不在であれば お子さんはお家にいても参加ができないということです。


ギガスクール構想で学校から貸与されている端末は 学校のアカウントに入って初めて使うことができるため、英語教室のような民間のon-lineレッスンに使うことができません。


ご兄弟姉妹で 1台の端末を共有している場合もあり、たまたま「お兄ちゃんの高校のon-lineレッスンと同じ時間帯にあたるため、端末が使えないのでon-line参加ができない」という状況もかつてありました。


③確認作業に時間がとられる

これは小学生に限ったことではありませんが、途中でフリーズしたり音声がとぎれたりしたとき、「見えているか聞こえているか」を確認する作業が多発します。(当然ながら日本語で)。

対面レッスンではこの種の確認は必要ないですよね。しかし、ハイブリッドでは接続確認のためにレッスンが断続的になってしまい、流れが断ち切れるという ジレンマがかなりあります。


このように、小学生向けのレッスンでは課題となる点がおおい、というのがハイブリッドレッスンをやってみた感想です。








保護者の方、ご本人のご希望されるレッンのイメージがこれだけ異なる結果になりました。これはこのクラスだけではなく、すべてのクラスで同様です。





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