地元の中学校では 毎週一回、放課後に学習相談会というものがあります。
昨年度はスケジュールがあわなかったので 残念なことに参加できませんでした。
今年の4月からは その日に仕事をいれず中学校へボランティア相談員として通っています。
宿題のワークを一人でこなす自信がなかったり、テスト前になってわからない箇所を質問したい、という生徒が学年を問わず気軽に立ち寄れる相談会となっています。
もちろん、無料~!
教科は英語と数学の2科目が対象です。
普段は部活に参加しているため塾に通っていない人や、なかなか自宅に学習環境が整っていない人、どうしてもひとりでは突破口が見つからない人などにとっては、週に一度でも学習の機会が確保できるのは とてもありがたい場所なのではないでしょうか。
もちろん、この学習室にくることさえ気が重くなる、という人もきっといることでしょう。
気になっているけど まだ勇気がでない、という人も。部活動の先生に一言ことわってから参加するという条件が ハードルになる場合もありそう。
友達の目がきになって来にくい、という話を耳にしたこともあります。。
たしかに万能ではないけれど、でも「聞きたいなあ」「だれかにそばにいてもらって すぐ質問ができるような場所はないかなあ」とおもっている生徒にとっては ココがある!だけですこし学習を前へすすめられるかも、と希望を持てる場所になっている気がします。
いっしょに考えたり、教えてくれたりする学習指導員は、おなじ地域に住んでいる近所の方たち。
そしてとても大切なのは指導員は「先生」として生徒を「評価をする」立場ではない、ということ。成績の点数をみて叱ったりするために来ているのではないからです。
学校の先生は生徒を「評定」する立場にあります。
ご家庭の保護者はこどもの勉強に関してさまざまな考えの方がいるとは思いますが、どうしても「宿題のワークを全部やったか」「成績は上がっているか」など 学習の進捗を気にすることが多いです。成績が下がると「叱ったり」もしますね。はやりこどもの学習態度や成績を親の立場から「評価」してしまうことが多いです。
でも、この放課後学習相談員の方々は大人だけれど、生徒を「評価」する立場にはありません。よりそって一緒にサポートして解決策を考えてくれる人たちです。
「生徒から質問をしてほしい~!」と質問を大歓迎して待っています。
たまに答えがわかりにくい練習問題を前にして 「う~ん、一緒に考えてみようか」と
となりで一緒に悩みます。
「こんな話をしてくれるんだ~!」。。。興味のある分野の話や体験談を生徒が自分から話してくれたりすると、とってもほっこりして楽しいです。
生徒にとってはだれからも”評価”される心配のない、自分にとって必要な学習ができる場所。
これが放課後学習相談のもっともたいせつな役割なのではないでしょうか。
。。。 同じ地域に住む、こどもを育てた親同士の会話のなかで気づかされたことでした。
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