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執筆者の写真hoppeta

「小学校で学んだ英単語」は中学で新出単語扱いにされない!

更新日:2023年4月21日

中学英語の最初の壁は「単語の文字を見たってどうやって音読するのかわからない」

次の壁は「音読できても意味がわからない」

・・・ですよね。

音声はQRコードから読み取って自分で聞けるとして(覚えられるかどうかはまた別ですが)、問題は「自分で読めない単語の意味」をどこで調べればいいのか、ということです。


ひと昔まえの大人のみなさんは(わたしです、はい!)

「教科書の後ろに レッスンごとの新出単語一覧が載っていて 意味も書いてあるんじゃない?」と

おもいますよね。

ところが、千葉市で数年前から採用されている教科書Sunshineには 末尾にあるレッスンごとの単語の解説ページ「単語と熟語」には小学校で習った単語は載っていないのですよ!

代名詞のI・you・he・sheものっていない。意味をとらえにくい be動詞のare・am・isものっていない。最もわかりにくい 代名詞やbe動詞の解説がないのです。


いやー。私は知りませんでした。おどろきました。

純粋な「新出単語」以外は ”もう知っているでしょうから、レッスンごとの表には載せませんよ” というスタンスでしょうか。


小学校で習った表現は まとめて「小学校で学んだ単語」として数ページにわたりズラズラ~とカテゴリ―別に載せてあるようです。

試しに I やyou をさがしてみたら、

16項目の見出しの 最後から2番目「人と身体」

というカテゴリーに乗っていました。


be動詞に至っては 最後の見出し「その他」

というカテゴリーに無造作にならべてありました。


今使っている中学校の教科の対応ページさえのっていません。


ほとんど初めて”音と文字の対応”を勉強する 中学入学直後のお子さんが

この単語表からどうやって「自分がわからないことば」をさがしだせばいいのでしょう。

小学校では口頭で習ってはいても「読み書きをマスターする」ということまでは要求されていませんから、それは文字でみても「わからないことば」である確率が高い。


読書きが苦手なお子さんはなおさらです。この表の中から「よめない」単語を拾い出すなんて、そりゃあ無理ってものです! 途中で力尽きて やーめた!ってなっても致し方ない。


つまり、QRコードで音声は聞くことができても、読み方の規則をまだマスターしていない新入生が 自力で読めない単語を表から探し出

すのは無理です。


そのうえ、自分で探し出せない=自分で意味が確かめられない言葉は・・・覚えられません。


小学校の先生は 「中学校であらためて 代名詞の読み方・意味・書き方・覚え方も指導してくださっているはず」と考えていらっしゃる方がほとんどだと思います。


その期待に 中学校の英語の先生はどうか耳を傾けてくださいませ。

ていねいに、ひとつひとつの代名詞の概念も、発音も、文字の形も、文字の並び順をどうやって覚えるか、までを なんどでも教えてあげてください。


ぜひぜひお願いいたします!




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