ADYSでは 「英語のオンを聞き取って、順番に文字に変換しながらスペルを書く」方法をまずお子さんに身に着けてもらうように、一緒に練習しています。
小4の終わりごろからスタートし、3年間この方法で学んできた中1のお子さんは、いまでは英語の読みが得意になり、自信をもって教科書や初見の英文を読めるようになりました。
目下の課題は 聞こえた音を「聞き取って書く」=いわゆる書き取り dictationです。
最もてこずっているのは、子音が続けて発音されている単語です。
train
draw
のような単語ですね。
このtr を素早く発音すると、chの音のように聞こえませんか?
まるで chain のように。。
単独では バクハツ音のd、モレモレ音のr という性質の異なる2音です。
これを立て続けに素早く、空気をたくさん口にためて発音すると 、まるで ch !!
一度、ch と耳が聞いてしまうと(正確には脳がchと処理してききとってしまうと、)もう それ以外のオンにはきこえなくなってしまう、という世にも恐ろしい? 蟻地獄ならぬ 耳ジゴクが。。。ワオ!
同様にdrを素早く発音すると、jの音のように聞こえませんか?
まるで jaw のように。。
英語のもつ「音声を混成させて発音する」という特徴が ここでも 日本語で育ったお子さんたちの前に立ちはだかるではありませんか!!
こんなとき、私は お子さんに自分の口で 「発音を混ぜる実験」をしてもらうことにしています。
本当にtr って言ってるのか? trを素早くつなげよみすると、本当にchみたいになるのか?
本当に drって言い続けると、jみたいな音にきこえてしまうのか?
・・・本当でした。これはすごい発見でした。
この壁をどうやって英語の学習者は乗り越えているのでしょうか?
おそらく、英語を使う経験を積み上げていく中で 文脈から chainではなくtrainであると推測する、 jawではなくdrawであると推測する力を育てていくのではないでしょうか。
この力をつけるには、
①基本の48音をおぼえたあと
②音韻操作(つなげ読み=音読)+(音の分解=書き取り)の練習を継続して練習し
③音読すれば意味がすぐわかる単語を増やす、 聞き取って文字を書けば意味がわかる単語を増やす
④文の中の 単語の役割(品詞)を理解する
これを つみあげていくことが必要です。(楽しみながらね~!)
いっしょに楽しみながら学びたいお子さんは
、ぜひADYSに来てみてください。
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