少しでもお子様に英語を指導した経験のある方なら 書いてある文字をみて「これはローマ字なの? それとも英語なの?」という問いかけを お子様からされた経験があるかと思います。
小学校でローマ字表記を「国語科」で教わった小学校3年生以上のお子さんが アルファベットで書いてある文を目にして このような疑問を持ちます。
*ここから先は
ローマ字表記をよく理解でき、ローマ字で日本語を読み書きできるようになったお子さんが抱く疑問を取り上げます。
たとえ幼いころから英語教室に通って「英語の会話」や「英語のリズム」になれていても、「英語の絵本」の読み聞かせで英文を目にしていても、
書かれた文が
英語の文なのか
それとも
日本語(ローマ字表記)か ということを
見た目から判断することができるようになるまでには 長い時間が必要です。
日本語の話者なら 初期のころは「ローマ字読み=”子音と母音”を組み合わせて1音を作って 読む」をまず試してみると良いと思います。
実際、そうやってまずは試すことが多いのではないでしょうか。
どうもそれでは日本語の音にならないぞ、と気づいてから
これは 英語かもしれない。それなら
「英語読み=英語の音として文字を読み取り、つなげ読みする」を試してみることが多いのではないでしょうか。
(これができるには、英語の音読方法をまなび、デコーデイング音読できるようになってることが必要です)
中学校英語科で学びはじめ英語で書かれた文に慣れて、語彙も増えてくれば、最初の単語が目に飛び込んできたときに、「これはエイゴの単語だぞ」と気づくようになっていくでしょう。
そもそも、「英語の勉強をします、英語の教科書をひらきましょう」という英語の教室の中では 当然おこさんに「英語を学んでいる意識」があるでしょうから、条件として「これは英語」と思うことができますよね。
でも、様々な言語背景で育ったお子さんがいることが当然である今、学校の授業以外の環境でアルファベット文字を目にすることはありますね。
日本語? それとも 英語? あるいは フランス語? ポルトガル語? ドイツ語かも?? と疑問語もつ可能性があることを 指導者や大人は理解しておかなければなりませんね。
お子さんがアルファベット文字をみたときに抱く混乱を予想し、その答えを用意しておきたいですね。
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