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執筆者の写真hoppeta

なぜ音がないのに最後にeがつくの?double couple trouble のナゾ

更新日:6月20日

本日のレッスンで 

最後のeは読まないことが多いけれど、その中でも「子音+l+直後のe この タイプの単語って多くないですか?appleとかもそうですよね?」

生徒から質問されました。


そういえば、そうだね!

う~ん。なぜだろう?・??すぐにはこたえることができず、私も頭をフル回転。

そういえば、研究社「英語の綴りのルール」大名力著 という本の中で読んだ! ありました!


double couple trouble などの単語は もともと、

「2音節なのに、音を文字で書き表そうとすると 母音が入っていない音節が出てきてしまう」

ちょっと困ったタイプの単語なのです。



例えば

apple を発音してみてください。

大きな音のカタマリはいくつ聞こえますか?

ap ・ ple の2つ聞こえますよね。

(apの1音節+pleの1音節=2音節で構成されている単語です)

そう、2音節の単語です。


試しに音のとおりにスペルをかいてみましょう。

apl

あれ?

まず、短すぎて変なかんじ。


しかも、見かけ上、1音節の単語となってしまっています。(母音がaの1つだけ=1音節)

口頭で発声した音は2音節なのに、スペルでは1音節になっているへんな事態が起きているわけです。


この矛盾を解決するために現れたのが「音のないe」!


(そもそも、単語の最後のeは音がない。その中でも特殊な任務についているのがこのe!)


特殊任務:

音節としての形をととのえるため、音はないけれど母音の顔をしているeが

音節の核(母音)として単語の最後に来る

つまり、この最後のeは”見かけ上の母音”です!


ええええ=英語ってなんて面倒なんだろう。。😨


ほんと―にそうですよねえ。


とにかく、母音としての顔をしているeに来てもらいましょう。

aple 「エイプル」

あれ?

このままだと最後のeがうっかり前の母音aに魔法をかけて「エイ」と読ませてしまいそうです。*前の母音を「名前読み」に変化させる魔法がeにあります


「アプル」と呼んでほしいのに、、、こまった!



そこで”読まないe”の魔法を弱めるために壁を厚くしよう、pをもうひとつ書いてしまえ! とのアイデアで

apple 「アプル」とつづることになりましたとさ。



。。。このように、2つ目の音節に母音がないことを避けるため、

体裁を整えるためだけに書かれているeがついているのです。

double (2倍の)couple (2つの)trouble (困難)

table (テーブル) purple (紫色)もそうですね。

staple(ホチキスで止める) candle(ろうそく)

でてくる、でてくる、こんなにありますね。

castle (城) whistle(口笛)なんかもそうです。

最近話題の

gamble (賭ける)も!



すべて、「子音+l+e」になっていますね。


最後に、

発音するときは、最後のlは口(くち)の天井(上あご)から離さずに声を出します。

×「る」

〇「ウー」みたいに曇った声


これで、最後の読まないeの謎がとけましたね!


生徒からの質問で英語の読み書きのルールを確かめることができました。

みなさんも、書くことのできる単語が一気に増えましたね。やった~!!


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