本日のレッスンで
最後のeは読まないことが多いけれど、その中でも「子音+l+直後のe この タイプの単語って多くないですか?appleとかもそうですよね?」と
生徒から質問されました。
そういえば、そうだね!
う~ん。なぜだろう?・??すぐにはこたえることができず、私も頭をフル回転。
そういえば、研究社「英語の綴りのルール」大名力著 という本の中で読んだ! ありました!
double couple trouble などの単語は もともと、
「2音節なのに、音を文字で書き表そうとすると 母音が入っていない音節が出てきてしまう」
ちょっと困ったタイプの単語なのです。
例えば
apple を発音してみてください。
大きな音のカタマリはいくつ聞こえますか?
ap ・ ple の2つ聞こえますよね。
(apの1音節+pleの1音節=2音節で構成されている単語です)
そう、2音節の単語です。
試しに音のとおりにスペルをかいてみましょう。
apl
あれ?
まず、短すぎて変なかんじ。
しかも、見かけ上、1音節の単語となってしまっています。(母音がaの1つだけ=1音節)
口頭で発声した音は2音節なのに、スペルでは1音節になっているへんな事態が起きているわけです。
この矛盾を解決するために現れたのが「音のないe」!
(そもそも、単語の最後のeは音がない。その中でも特殊な任務についているのがこのe!)
特殊任務:
音節としての形をととのえるため、音はないけれど母音の顔をしているeが
音節の核(母音)として単語の最後に来る
つまり、この最後のeは”見かけ上の母音”です!
ええええ=英語ってなんて面倒なんだろう。。😨
ほんと―にそうですよねえ。
とにかく、母音としての顔をしているeに来てもらいましょう。
aple 「エイプル」
あれ?
このままだと最後のeがうっかり前の母音aに魔法をかけて「エイ」と読ませてしまいそうです。*前の母音を「名前読み」に変化させる魔法がeにあります
「アプル」と呼んでほしいのに、、、こまった!
そこで”読まないe”の魔法を弱めるために壁を厚くしよう、pをもうひとつ書いてしまえ! とのアイデアで
apple 「アプル」とつづることになりましたとさ。
。。。このように、2つ目の音節に母音がないことを避けるため、
体裁を整えるためだけに書かれているeがついているのです。
double (2倍の)couple (2つの)trouble (困難)
table (テーブル) purple (紫色)もそうですね。
staple(ホチキスで止める) candle(ろうそく)
でてくる、でてくる、こんなにありますね。
castle (城) whistle(口笛)なんかもそうです。
最近話題の
gamble (賭ける)も!
すべて、「子音+l+e」になっていますね。
最後に、
発音するときは、最後のlは口(くち)の天井(上あご)から離さずに声を出します。
×「る」
〇「ウー」みたいに曇った声
これで、最後の読まないeの謎がとけましたね!
生徒からの質問で英語の読み書きのルールを確かめることができました。
みなさんも、書くことのできる単語が一気に増えましたね。やった~!!
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