「ア」に聞こえたら、a?それともu?
- hoppeta

- 2 日前
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更新日:1 日前
まず最初にみなさんに クイズ。
日本語の話者にとって いちばん難しい英語の母音は何でしょう?? 30年近く教えていて教室で出会ったお子さんをみてきた私がずーっと”強敵だぞ”、と感じている母音は
aです。
なーんだ、a?カンタンじゃん。
と思いますよね。私もかつては思っていました。
しかし意外にも 発音するのも 音を聞き取って書くのも 難しい。
もう、これは永遠の課題のような気がしています。
ちょっと視点を変えてみましょう。
そもそも、日本語を母語とする人たちにとって、「ア」の音の守備範囲は
非常に広い。英語ではそれぞれ使うスペルが異なるのですが、日本語話者の感覚だとすべて「ア」に聞こえているらしい。
少し例を上げてみると、、、
Canada (カナダ)
cut (カット)
chair (チェア)
shower (シャワー)
girl (ガール)
country (カントリー)
car (カー)
wonder (ワンダー)
jaguar (ジャガー)
この単語の英語のスペルはそれぞれ異なるのに =発音もそれぞれ違っているのに、 日本語の発音になると平たくぜーんぶ「ア」行になっています。
日本語をしゃべるヒトの耳が 悪いわけではありません。
耳には届いているけど「異なる発音だ」という意識が育っていないだけ。
音が異なっているという音韻意識を育てる必要もなかったから。だって、聞き分けたところで 割り当てる母音は「ア」しかないのですから。(笑)
日本語ではこれらの音の違いが全く問題にならず、どんな発音をしても「ア」のグループにざっくりくくられている。いいですねえ。大ざっばで。日本語ばんざい!?
だけど、日本語よりもたくさん母音の種類がある言語(例えば英語)を学ぼうとしたときは、とても大変。「ア」のなかに存在する違う母音を聞き分けようとする意識が育っていないから。
なかでも難しいのが
Canadaの a とcutのu を「発音を聞き分けて、異なる音を出し分ける」ことです。
cut かcatか?
bus かbathか?
runかranか?
drunkかdrankか?
sungかsangか?
簡単におもえる (でも発音し分けるのは非常に難しい)のに 音読中に「あれ?どっちの発音でよむんだっけ?」とわからなくなってしまう。「ええと、まあいいや、中間の音を出しておこう」ってなりますよね?
まるっと「ア」音で音読された英文を 先生たちは、
「今のはuね」「。。さっきと同じ発音だけど、これはaね。まあしかたないか、日本語話者にはみんな「ア」に聞こえるもんね」と聞いている方が親切にもスペルを脳内変換して聞いているのだと 私は思います。
まるっと「ア」発音でなんとなくOKなんだ、と学び、uとaの区別をつけられないまま英語の学習が進んだとき、 最も英語の習得に影響を及ぼすのが「書く」時です。
Canadaもcut もgirlもjaguarも 「ア」で読み、「ア」の発音で覚えてきてしまった学習者はいざ書こうとすると 突然「生みの苦しみ」を味わいます。
だって、それぞれが異なる音だなんて思っていないもの!!先生も指摘してくれなかったもの!!
「同じ音なのに、どうして文字が異なるの? こんなに覚えられない!💦」 という悲鳴にも似た叫びが 単語テストや定期テストの教室のそこここから上がります。
「はい、暗記しましょう、おぼえましょう」。。これは 果たして「指導」なのかしらん???
最初から「異なる音だよ」と きちんと正しい使い分けを教えるべきではないでしょうか?
長くなりましたので、a とuを発音し分ける一番効果があった方法は、次回にご紹介します!






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