中学1年生の最後のレッスン辺りで学び始める動詞の過去形。
「~される」という受け身(受動態)の文でつかう 動詞の過去分詞も登場しますね。この過去分詞というものは 「~したことがある・~をし終わったばかり・ずーと~している」を表す 現在完了の文を作るときにも必要になります。
つまり、「使いたい動詞」が頭にあっても、記憶の箱から過去形や過去分詞の形をすぐに探し出せないと、意味が通じる文を作れない、ということが起こります。
過去形と過去分詞形を作るには”ed をつけるだけ”、という規則動詞だけなら、まだ良かった。
ところが、悲しいかな、不規則にジャンジャン変化してしまう動詞が結構多いのだ!
そう、日常会話によく使う単語に限ってなぜか「不規則」な音声で変化しますよね。
会う meet met met
言う say said said
行く go went gone
などなど。
どうにかしてちょっとでも楽に覚えてたい!
ちょっとでも時間をかけずに頭に入れる方法を知りたい!
というみなさま!ようこそ!
20年以上レッスンで教え、あらゆる教材を使いながら、悩んで並べ替えて、、、
とうとう「最強の不規則動詞の変化表!」を作りました!
この表のポイントは、アルファベット順で並べてはいない、ということです。
◎アルファベット順で並べる方法は、表を作る人には都合がいいのですが、
不規則な変化を覚えたい子供たちにとってはその順番で練習をするメリットはほとんど何もありません。
◎英作文をしたいときに どの動詞を使うかはわかるけれど、肝心の動詞の変化形が思い出せない、形だけを調べて確かめたい、というときにはアルファベット順の表は役に立ちやすいです。いわば、辞書代わりに「調べ出す」目的ならアルファベット順が使いやすいと思います。
しかし!
これから不規則に変化する動詞の活用を覚える人、テストで自分の頭に活用を叩き込んでおかなければならないなら、
「母音や語尾の子音の変化が一致している単語を集めて ならべてまとめて覚えてしまおう」!
一覧表を唱える作業はどうしても必要です。
でもどうせ唱えるなら、ちょっとでも楽しく、楽したいよね?!
それなら、似たような変化をたどる単語のグループに注目。
「変化する音がそっくりな順番」で並べた不規則動詞の表を公開しまーす!
まずは、ABC型。つまり、原形・過去形・過去分詞形がすべて異なるタイプのややこしいヤツ!
右側の2列(過去形、過去分詞)に注目してくださいね。
おなじ音もありますよね。
例)begin と同じ部分は beg_n。違うのは、後ろの母音のa とuだけ。
つまり、異なる”音(オン)と文字”の部分だけ ここではaとuにエネルギーを注いで 覚えればいいわけです。
異なる部分だけに着目してみると、記憶の負担が激減します。
上の表では draw以下は全て過去分詞がnで終わっているものだけを集めてあります。
良ーくみると、wn とen で終わるものがにたくさん。
このパターンを知っておくことが大切なのです。語尾が同じなので、とっても楽ちん!しかも結構楽しい。
赤字の部分と緑色の部分だけを頭に記憶させましょう。
1 声に出してグループごとに唱える
2 特に母音が変化することをはっきり発音する
3 声に出したあとは、前の列と異なる部分(赤や緑)を指で机に書く
4 試しに グループの一つを 紙に書いてみる
例えば begin began begun など
5 正しく書けていたら、同じグループの動詞の変化も音声を記憶すれば
書くことができる
というわけです。
表を唱える作業は5~6回は必要です。ここだけは頑張ろうね!
前の日に唱えても、あたまに定着するまでには 忘れる、思い出す、忘れる、思い出す、という繰り返しを5~6回行う必要があるからです。
一気に毎日唱えて覚えるよりも、1週間に2回唱える×1か月ほど時間をかけて覚えるのをおススメ。
耳からの音声がどうしても覚えにくい、というお子さんでも、この表を「目で見る」ことを繰り返す作業を通して「スペルの似たグループ」をざっくり把握できる作りになっています。
1か月くらい唱えて 指でたまに机に書いたりしてなんとなくいい感じだなあ、と思ったら、「異なるところだけを思い出す、穴埋め」に挑戦。
次回は、この「部分穴埋め」のワークシートの使い方を伝授しまーす。
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