日本語話者は「イ」(i)と「イー」(ee)は同じ音として聞いてしまう
- hoppeta
- 16 時間前
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小学高学年の英語の「音&文字」を学ぶ活動。
実際の「書き」につなげるために
「聞こえた単語を 音に分けて 書き出してみよう」チャレンジをしています。
今回は weep(涙を流してなく)を聞いて、音に分けられるか試してみました。
どれも 学習を始めた初期に覚えた音と文字で、良く使われる音の組み合わせ。
お子さんたちにとっては はじめて聞く単語です。
何個の音が鳴ってた? の問いに「3こ!」と元気良い返事。
お、いいですねえ!
では、
最初の音は?「w] .... よしよし、すぐに聞き取れて大したもんだね。
次の音は? 「イー」...うん、長く伸ばしているから、聞き取れているね。
最後は?「p」
では、今の音の文字を書きだして、3つ並べてみよう。
はい、見せてね!
すると、 weepと正しい綴りを書いたお子さんもいましたが、wipと書いたお子さんもいました。
「読んでみて」とリクエストすると、二人とも 私が発音した単語の正しいオンで読んでいます。
こんな時は、w i p の文字を見ながら、ひとつづつ発音し、つなげ読みをしてみると、weep との違いが分かるようになります。
そもそも、なぜ、iとeeを同じ音と思ってしまうのでしょうか。
それは 日本語のかなの表記法が 影響している気がしています。
たとえば「イースター」のように 英語では長母音eaで発音する音を 日本語表記では
短母音「イ」をただ延ばす「長音記号」をつけるだけ。
基本は同じ字「イ」で処理してしまいます。
ひらがなの例えば「いいえ」というコトバも、「い」を二つ並べて書くけれど、発音する時は「いーえ」のようにただ長く伸ばす音として発音します。
日本語の短い母音「イ」と、「イー」の違いは「拍」がいくつあるか、という違いだけで、”異なる母音”という意識が日本語には全くありません。
それが、英語を文字化するときにも影響し、短母音iも長母音eeも 同じ母音としてきこえてしまう、同じ文字を選んでしまう、という結果につながる気がします。
日本語の使用者が英語を学びはじめるとき、よく書いてしまう誤りを知っておくことは、先生にとりとても大切です。
子音に挟まれている真ん中の母音が 「長母音か短母音か」を単語の中で聞き取るゲームを たまに思い出したように取り入れるなど、工夫をしてみましょう。
私も 早速次回やってみます!

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