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日本語話者は「イ」(i)と「イー」(ee)は同じ音として聞いてしまう

  • 執筆者の写真: hoppeta
    hoppeta
  • 16 時間前
  • 読了時間: 2分

小学高学年の英語の「音&文字」を学ぶ活動。

実際の「書き」につなげるために

「聞こえた単語を 音に分けて 書き出してみよう」チャレンジをしています。


今回は weep(涙を流してなく)を聞いて、音に分けられるか試してみました。

どれも 学習を始めた初期に覚えた音と文字で、良く使われる音の組み合わせ。

お子さんたちにとっては はじめて聞く単語です。


何個の音が鳴ってた? の問いに「3こ!」と元気良い返事。

お、いいですねえ!

では、

最初の音は?「w] .... よしよし、すぐに聞き取れて大したもんだね。

次の音は? 「イー」...うん、長く伸ばしているから、聞き取れているね。

最後は?「p」


では、今の音の文字を書きだして、3つ並べてみよう。

はい、見せてね!

すると、 weepと正しい綴りを書いたお子さんもいましたが、wipと書いたお子さんもいました。

「読んでみて」とリクエストすると、二人とも 私が発音した単語の正しいオンで読んでいます。


こんな時は、w i p  の文字を見ながら、ひとつづつ発音し、つなげ読みをしてみると、weep との違いが分かるようになります。


そもそも、なぜ、iとeeを同じ音と思ってしまうのでしょうか。

それは 日本語のかなの表記法が 影響している気がしています。


たとえば「イースター」のように 英語では長母音eaで発音する音を 日本語表記では

短母音「」をただ延ばす「長音記号」をつけるだけ。

基本は同じ字「イ」で処理してしまいます。

ひらがなの例えば「いいえ」というコトバも、「い」を二つ並べて書くけれど、発音する時は「いーえ」のようにただ長く伸ばす音として発音します。

日本語の短い母音「イ」と、「イー」の違いは「拍」がいくつあるか、という違いだけで、”異なる母音”という意識が日本語には全くありません。


それが、英語を文字化するときにも影響し、短母音iも長母音eeも 同じ母音としてきこえてしまう、同じ文字を選んでしまう、という結果につながる気がします。


日本語の使用者が英語を学びはじめるとき、よく書いてしまう誤りを知っておくことは、先生にとりとても大切です。


子音に挟まれている真ん中の母音が 「長母音か短母音か」を単語の中で聞き取るゲームを たまに思い出したように取り入れるなど、工夫をしてみましょう。

私も 早速次回やってみます!

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